【やり忘れたら罰金!?】確定申告について知ろう!

【やり忘れたら罰金!?】確定申告について知ろう!

確定申告とは何か?

そもそもせどりの業種は何?

せどりは特に決まった金額が毎月もらえるわけではないし、商品を買ってまたそれを売っているだけだから、別に申請や申告は必要ないかと思われがちですが、せどりでもなんでも、ある程度まとまった収入があれば申告をする必要があります。その場合、せどりの業種はどうなるのかというと「小売業」もしくは「商業」となります。また、自営業として申請もできます。

しかし、役所などで「せどり」と言っても理解してもらえない場合もあるので、商業として扱った方が無難です。せどりは転売にも似ていますから、悪いイメージをもたれるかもしれません。なので転売だと公言するもの控えた方がいいかもしれませんね。役所以外でも周りの人にも、表現は気をつけておきましょう。

いくら稼いだら確定申告が必要なのか

確定申告はせどりに限ったことではないのですが、年間に一定の金額を超えていれば確定申告の義務が出てきます。その一定の金額とは、20万円です。経費を差し引いた所得が20万円を超えていれば、確定申告の義務が発生します。

ただし、申告をしなくていいケースもあります。もしあなたが本業をしていて、その所得が150万円以下で、せどりの所得も20万円以下であれば、確定申告をする必要はありません。また、せどりの場合での経費というのは、出品や販売の際にかかる「支払手数料」、梱包資材を揃えるのにかかる費用は「消耗品費」、商品の発送にかかる費用は「荷造運賃」などがあります。他にもいくつかありますが、それらは経費で処理するようにしましょう。

せどりの場合に注意しなければいけない「着金額」

せどりにおいての売り上げがあがり、収入の金額が2000万円を超えた場合にも確定申告は必要になってきます。先ほど所得20万円を超えていれば確定申告が必要と記述しましたが、極端な話、2000万円の収入金額があったけど、所得自体は19万円だった場合、その場合でも確定申告は必要になってきます。

確定申告をしないとどうなるのか

確定申告をしなかった場合は、刑事罰を受ける可能性があります。意図的な所得の改ざんや隠蔽など悪質と判断された場合、10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金が課されます。万が一でも、偽装や保税行為などはしないようにしましょう。

忘れてしまっていたなど期限を守らなかった場合は、無申告加算税の支払いを求められ、本来支払うべき税金に応じた罰金が課されます。うっかり忘れていたなんてことは絶対にないようにしましょう。ただし、期限外でも条件を満たしていれば、罰金が免除されるケースもあります。「過去5年間に無申告加算税もしくは重加算税を課されていない」「期限後申告に正当な理由がある」などの条件があります。

メルカリは確定申告する必要があるのか

先ほども記述した通り、20万円を超える所得は確定申告の義務があります。しかし、生活雑貨や洋服などは不要品の取引となり、譲渡所得という部類に入ります。基本的には課税対象にはなりません。メルカリでは、主に出品されている商品は、生活雑貨などが多いですので対象にならない可能性があります。

ただし、給与所得のある人が、メルカリで20万円以上の所得を得た場合は、やはり確定申告が必要になってきます。給与所得がない人でも、38万円以上の所得を得た場合は申告が必要です。メルカリでそれほど稼いでいる人も、少なからずいるとは思います。ちゃんとこれまでの売り上げをもう一度確認してみて、内容をきちんと把握しておきましょう。

転売せどりで稼いだ時の確定申告のやり方2パターン

税理士にお願いする

仮想通貨やFXなどの副業をしている人にとってめんどくさいと思うかもしれません。ですがしないと罰金もあるので仕方なくするしかありません。そこでめんどうなことを税理士さんにお願いすることで正確かつ時間短縮にも繋がります。そこが税理士さんにお願いする一番のメリットかもしれません。金額がそこまで多くない人はソフトに頼る方がいいかもしれません。ですがかなりややこしい計算などもあるので、お金に関することはプロに任せるのが一番だと言えます。

また、税理士さんに任せることで、金額の計算に使っていた時間を、仕入れの時間やリサーチの時間に利用できるのでその分効率が上がります。せどりは時間を必要とする部分もあるので、税理士さんに頼ることで効率よくもなります。

自分で作る

確定申告書は自分で書いて提出することができます。確定申告書の入手方法はいくつかあり、国税庁のWebサイトからダウンロードする方法、近くの税務署の確定申告相談会場で受け取る方法、税務署から郵送で送ってもらう方法などです。確定申告書をもらったら必要事項を記入して、郵送もしくは窓口まで行き、直接提出します。また、税務署のWebサイトには、A、Bの2種類の確定申告書があり、迷った場合はBで申請するようにしましょう。

青色申告とはなにか

青色申告は税金申告の際、記帳など手間のいる計算をする分、税金に対する優遇などの特典を受けることができる確定申告のうちの一つです。節税効果があり、控除額が大きいのも特徴です。最低でも10万円の控除額があり、最大で65万円もの控除額制度があります。新規で開業した場合は、その業務を始めた日から、2ヵ月以内に手続きをするようにしましょう。税理士さんからしてみても、白色申告より青色申告の方が断然おすすめするようです。

メリット・デメリット

先ほども記述した通り、青色申告の最大のメリットとしましては、65万円の特別控除が受けられることがメリットと言えるでしょう。特別控除とは65万円を収入から差し引くことができるものです。自宅をオフィスにすると、家賃、電気代、水道代といった毎月確実にかかる光熱費の扱いは、青色申告と白色申告で変わってきます。白色申告の場合は、このような家事関連の主な部分が事業への使用でないと認めれないのに対して、青色申告では事業に対して必要不可欠と提示すれば認められることが多いです。

デメリットとしましては、青色申告をするためには、その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を近くの税務署に提出しなければいけません。年度の途中で開業してしまった場合には、開業から2ヶ月以内に申請書を出さなければいけません。そのため、確定申告をする時点で、青色申告をしようと思っていた場合には間に合わないため、翌年からとなってしまいます。

白色申告とはなにか

所得税の中の確定申告制度のひとつであり、青色申告を申し込んでいない人への申告方法です。青色申告のように、複雑な帳簿作成の義務が無い代わりに、青色申告で可能となる、特別控除等の特典を受けることはできない仕組みとなっています。青色申告に比べ簡単に申告できるのですが、デメリットは多いです。所得が300万円以上の場合には、簡単な帳簿作成は必要になってきます。申告自体は楽ですが、特に大きな特典はもらえません。

メリット・デメリット

白色申告も、帳簿づけが義務付けられているものの、比較的簡単です。確定申告も、収支内訳書に売り上げや経費などを記入していきます。簡単でシンプルなもので済みます。

白色申告では、特別控除を受けることができないことがデメリットです。ただし、白色控除でも書類の保存が義務づけられたため、青色申告の10万円の特別控除である簡易帳簿と変わらないことになりました。青色承認申請書を提出しておくことで、簡易帳簿で済む青色申告の10万円の特別控除を目指すことも選択肢になります。

副業のせどりの場合の多い悩み

税理士を雇えない場合どうするのか?

税理士を雇うことで仕事の効率化にも繋がり、正しい税務をすることが可能です。しかし必ず雇わなければいけないというわけではありません。税理士を雇うのにも費用がかかります。なので雇えない場合には会計ソフトなどを使い、自ら帳簿などを行うことになります。

自分独りで記帳したいけどどうするのか?

一人で記帳する場合には、基本的に会計ソフトというものを使用します。会計ソフトを利用することで、自動で科目を選ばれて、システム上で集計されるため、の手間もなく、何より人的ミスがありませんので、会計業務における負担が大幅に減ります。経営者、また他の業務などで忙しくしている人、会計業務に携わる方にとっても、会計ソフトはかなり心強いシステムと言えると思います。なので一人で記帳する際も会計ソフトを使用することをおすすめします。

住民税の通知

副業が住民税によってバレるのをふせぐには、住民税増額通知を勤め先の会社ではなく、自分に通達が行くように「特別徴収」から「普通徴収」に切り替える手続きをするだけで、雑所得分を切り離して個人で納税出来ます。基本的には市民税課の職員に口頭で伝えるだけです。手続きの際に職員にしっかりと「雑所得があることを、今勤めている会社に知られたくないので対応してほしい」という旨を伝えることで職員はしっかりと対応してくれます。

オススメの会計ソフト

会計freee

記帳、経理に関してあまり詳しくなくても、利用できるように設計されているため、簡単に使用することができます。質問に答えるだけですぐに書類が作れるのでかなり便利です。インターフェースは直感的に使用できるデザインになっています。すべてに説明書きがついているため、項目分類に迷わずに登録できます。

銀行口座、クレジットカードなどを登録しておくと、取得した利用履歴明細に記載された欄から、適切な勘定科目を推測し自動で仕訳を行い、会計帳簿を作成します。また、携帯のアプリを利用すれば、レシート画像をAIが自動解析し、文字情報から自動で経費などを入力することができます。

口コミ

銀行口座連携で簡単に経費の管理が出来るのでかなり便利です。私は口座連携の設定がめんどくさくていつも全ての経費を手入力していますが、驚くほど簡単に確定申告の書類作成まで出来てしまいます。 経費の登録を手動で行う際は、取引の一覧・登録から支出を選択して口座の種類を事業主が支払ったのであればプライベート資金、銀行口座引き落としならば銀行口座名を選択、あとは発生日、勘定科目、金額を入力して支出を登録ボタンを押して登録するだけです。

MFクラウド

MFクラウドはソフトデータのインポートに対応しているので、他者からの引き継ぎ、乗り換えがとても楽に行えます。取引明細は、銀行の講座やクレジットカードを登録することで取引明細を自動で入力することが可能です。また、専用の分析アプリを使うことで、いつでもどこでもキャッシュフロー分析や収益・費用分析もできるんです。

またMFクラウドでは人工知能がビッグデータを元に勘定科目を提案するので、MFクラウドは使うほど賢くなって自動入力・自動仕訳がどんどん楽になります。パソコンもWindowsからMac、iPhoneからiPadまで幅広く対応しており、複数人でいつでも使用することができます。

口コミ

・MFクラウドがすごいです。クレジットカードの履歴が全部自動で読み込まれるのにはかなり驚かされました。確定申告が怖かったのですが、希望が見えてきました。

・MFクラウドの会計ソフトを試してみました。アプリは他者の方が使いやすかったのですが、簿記を習って振替伝票に慣れた人はMFクラウドの方が使いやすいと私は感じました。また、MFクラウドは請求書が使いやすくて嬉しいです。これに限らずだけど、項目が固定された雛形を使ってクラウド管理するだけでかなり楽にできました。

やよいのクラウド確定申告ソフト

やよいのクラウド確定申告は、フリーランスや個人事業主が、年間の所得と税額を確定し、税務署に申告するためのクラウド型の確定申告ソフトです。確定申告書の作成から、計算、印刷までを完全に網羅しています。書類は自宅のプリンターで出力し、そのまま税務署にも提出できます。またe-Taxをやっている方ならば、ネット経由での申請にも対応しており、とても便利です。

料金プランは、セルフプランとベーシックプランの2つがあり、セルフプランのメリットは、初年度は無料ですべての機能が利用できるという点です。また、有料ベーシックプランはこれに加えて、電話やメール、チャットなど充実したサポートを受けることができます。

口コミ

訳あって、サラリーマンをやめて個人事業主を選びました。最初に使う会計ソフトは何にすれば良いかもわからずたまたま手に取った会計ソフトが「やよいの青色申告」でした。箱に入っていたテキストの薄いほうだけで経理や簿記の知識のなかった私にも問題なく確定申告の用意が出来ました。

下地さえ出来てしまえば、後は科目と数字を間違えないように打ち込んでいくだけで済みました。間違いがあったら原因を調べて数字が合った時点で用紙をプリントアウトするのですが、いちいち税務署の用紙を使わなくても良いので楽でした。

まとめ

確定申告は副業をする人にとって確実に行わないといけないことです。年間の所得が20万円を超えてた場合は義務となりますが、着金が2000万円の場合でも申告が必要なことには注意しましょう。

また、そのような申告の記帳などが面倒な人は税理士を雇うなどして、プロの人に任せましょう。税理士を雇う資金がない人は、会計ソフトを利用することで人為的ミスを減らせることができます。申告漏れ、提出期限には十分に気をつけて今後の副業生活を楽しいものにしましょう。

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